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紫外線から「肌を保護」

  美容意識の高い人にとって、当たり前でとても重要なスキンケア。肌の老化は加齢によるものが2割程度、残りの8割は外的刺激によるものといわれています。その外的刺激の中でも最大の敵は紫外線でしょう。帽子やサングラス、マスク、アームカバーなど外出時の紫外線対策アイテムは多様にありますが、徹底的に身を守ろうとするあまり少々過剰気味な装いの人も見かけます。

  抗紫外線作用を謳った機能性表示食品があるのをご存知でしょうか。昨年5月に届け出された富士フィルムの「アスタリフト ホワイト ドリンク ホワイトシールド」という清涼飲料水です。関与成分は「アスタキサンチン」で、同年12月にはサプリメントとしても届出されています。届出表示は「本品にはアスタキサンチンが含まれます。抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌のうるおいを守る機能性が報告されています。」これは研究レビューにて検証された「MEDの上昇 (紫外線刺激における紅斑の抑制)」を消費者向けに「紫外線刺激から肌を保護するのを助ける」とわかりやすく表現されています。

  美容関心層が求める機能性は肌の潤い(保湿作用)だけではありません。「肌を保護する」というワードには間違いなく反応を示すでしょう。購買ターゲットとなるのは主に女性全般ですが、近頃では若年男性のスキンケアも常識になりつつあります。もとより化粧品市場で最も大きなカテゴリーのスキンケア市場は、今後ますます拡大していくと予想されます。

  富士フィルムに次いで、昨年11月には明治の「明治スキンケアヨーグルト 素肌のミカタ」が、12月にはグリコ栄養食品から「PapriX(パプリックス)パプリカスキンヴェール」が届出されており、昨今ブームとなっている「食べるスキンケア」を一層進展させました。このブームの波に乗ろうと数多くの商品が開発・販売されていますが、科学的裏付けがあるか否かでその格差は顕著となるのです。

  弊社では、機能性表示食品対応の抗紫外線作用を評価するヒト臨床試験を実施することができます。背中に紫外線を照射し、人工的に日焼けさせた部位を分光測色計により肌の紅斑(MED)や黒化(シミ)を数値化し、食品の紫外線による肌への影響を評価します。

  もし抗紫外線作用のヒト臨床試験をご検討されていれば、ぜひお問合せください。